ブログ

ブログ

“嚙む” という事

こんにちは。

久しぶりの更新となりました。すみません。

院長の 平田 です。

今回は、・・・

私が患者様によく質問すること 

 第一弾  “朝、お味噌汁 飲んでますか?”

      第二弾  センブリのお茶 飲んでますか?”

          第三弾  ”腹式呼吸 してますか?“

  に続く第四弾、

               “ よく噛んでますか? “

についてです。 (第五弾  “お日様にあたってますか? ” 

                             第六弾  “はちみつ食べてますか?”

                 もあるのでお楽しみに。)

“噛む(=咀嚼)”ことについて調べてみると、

”おつまみ の「なとり」”  のホームページにわかりやすい表がありましたのでお借りします。

どの本も、どのホームページもほぼ同じようなことが書かれているみたいです。

          ①  消化・吸収の強化 ② 脳の活性化 ③ 免疫の強化

に、大別できると思います。

私も同じ意見で、患者様にも同様の説明をさせてもらっています。

でもこれだけで終わってはわざわざブログに挙げた意味がない。

当院ではこれに “体のバランスをとる筋肉の強化を促す。”   を加えています。

ちょっとウンチクを披露すると、

“噛む” という動作だけで、12対ある脳神経の中の(Ⅴ Ⅶ Ⅸ Ⅹ Ⅺ Ⅻの

6対の脳神経が働いているのです。

  (興味のある人はネットで “脳神経” で検索! 

   この6対以外にも “飲み込むという動作まで考慮すると

                    頸の神経も関係してきます。)

これが、“脳を活性化” するといわれる理由の一つです。

特に、この中の、Ⅴ(三叉神経)・Ⅹ(迷走神経)・Ⅺ(副神経)・Ⅻ(舌下神経)

は体のバランスに強く関係し、

Ⅴ(三叉神経)…下あごの筋肉の緊張を保つほかに、全身の知覚情報 (バランス情報) をまとめて脳に伝える。

Ⅺ(副神経)…肩の筋肉と前頸部の筋肉の緊張をコントロールする。

Ⅻ(舌下神経)…舌(ベロ)の動きを支配する。

そして今回特に強調しおきたいのが、

迷走神経です。

運動神経ではないのであまり関係がないように思いがちですが、

嚙み締めること→交感神経を刺激(頑張るときは歯を食いしばろうとしますよね。)

口を開くこと→副交感神経を刺激(緊張がゆるむと口が開きますよね。)

することとなり、自律神経を刺激します。

迷走神経は副交感神経です。

交感神経の刺激は全身の筋肉を緊張させますが、このままではスムーズな動きはできません。

優秀なスポーツ選手ほど体は柔らかく緊張していないことを思い出してください。

ここで頑張るのが副交感神経の代表、迷走神経です!

軽く口を開けていたほうがスポーツのパフォーマンス(成果)は良好!

口を閉じるのは一瞬でいい。ってことです。

スポーツ選手にとって副交感神経をコントロールすることこそ上達の極意。

日頃スポーツから離れている私たちにとっては転ばない体の作り方。

よく噛みましょう。

いつもより10分 食事時間を長くとるだけで実行可能!

では失礼します。

・・・まめにブログをアップできるように頑張ります。