🌅あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。m(__)m
あわただしく年が明けました。
年末はバタバタしていてブログの更新も久しぶりです。
新年初めてのテーマは・・・。
あらためて、
「ビタミンDの凄い効果‼」
以前にもブログで紹介しましたが(2020.08.18「こんな時だからこそビタミンD ‼」)、もう少し詳
しくご紹介したいと思います。
免疫学の進歩により栄養と感染症の関係が明らかにされつつあります。
昨年の8月のブログに“免疫にかかわる可能性のある栄養素”の表を載せましたが、ビタミンDのほか多
種の栄養素が抗酸化、皮膚・粘膜バリア機能強化、腸内環境改善などを行うことによって、抵抗力ア
ップを図ることに関与しています。
その中で、特に最近話題にのぼるのがビタミンDと亜鉛(体の中のミネラル)なのです。(・・・亜鉛の
お話は次回!)
ビタミンDの補給により急性気道感染の罹患率や、感染後の治療期間短縮が期待できるとの報告も見
られることは前に書きました。
(P.Bargmanら、BMJ Open 2 (6) 2012 Dec 13)
もっと具体的に言いますと、生体に侵入した病原体をいち早く察知して発動する免疫細胞をサポート
することにより急性気道感染症が発症しにくくなったということです。
(P.Bargmanら、BMC Res Notes 8,391 2015 Aug 30)
(浦島 充佳ら、Am J Clin Nutr. 2010 May;91 (5):1255-60)
ただしこれにはある一定以上のビタミンDの血中濃度を保つ必要があり、様々な見解がある中で、ア
メリカ国立衛生研究所(USNIH)が示した指標では【25(OH)D(25-ヒドロキシコレカルシフェロー
ル)として】20ng/ml以上を正常(健常者が健康を維持するのに十分)としています。
こと呼吸器感染症に関していえば、30ng/ml以上で著明に致死率を下げたという報告があります。
(Prabowo Raharusura et al. Indonesian Study. April 26 2020)
血液濃度は当院にて測定できます。
興味のある方はお声掛けください。(保険外診療にて通常の保険診療との同日検査不可)
ビタミンDの簡単な知識は、(このサイト)なんかいいのでは。
https://www.healthy.pass.co.jp/media/vol.16._pdf
今は、そのためにできることをしておきたい(周りのみんなにもしてあげたい)と思うこの頃です。
長々と失礼しました。